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危険に慣れてきたのか [その他]

一週間前なら、原子力発電所の原子炉が緊急停止したり、無害な水蒸気漏れが発生したり、冷却ポンプが止まるだけで大騒ぎしていたのに、今では原子炉を格納する二棟の建物が爆発で吹き飛んだり、冷却できずに核燃料が発熱し、計測機器は壊れて使えず、周囲20kmからは住民を退去させたりしているのに、いまだ「最悪の事態を避けるため(=核燃料の臨界、放射物質の飛散)」と言い、現在の状況はまだまだ序の口のように表現している。本来なら全員退去させるような放射線量を受けながらも作業員を残して復旧作業に当たらせている。まだまだいけるぜ、ということではない。

そうまでして格納容器内の核燃料の臨界を防がなければならないから。使用済み核燃料の放射性物質の飛散を防がなければならいから。

政府も東電もテレビのコメンテーターも、臨界が危険だと言いはしても、どのように危険なのか曖昧な表現しかしない。まるで口止めされているかのように。

最悪の場合臨界は爆発的エネルギーの放出で放射性物質を広範囲に飛散させてしまう。そうでなくても使用済み燃料はプールに沈めてあるだけ。

あんまり正直に言うと東京、神奈川、埼玉、千葉合計で3500万人に避難勧告を出すはめになるから?日本の人口の4分の1を簡単に避難させられるわけがないから政府が避難勧告を出すわけないし、実際に臨界が最悪のケースで起こらない限り放射性物質飛散の危険性を説明しないかも。

それでは助かる命も助からない。燃料と支援物資の被災地への配送ルートさえ確立できない政府民主党に、さらに難しいことを期待するのがもともと間違ってる。自分は最初から期待してないけどさ。

状況次第ではミントを連れて大阪に疎開するオプションもありかな。


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TAKUMA

深刻な事態になりました。
自然に打ちのめされ、科学の暴走にも歯がたたないのか…。
ヘリで隊員が放射線被曝覚悟で放水。
かなりシャワーになってるように見えましたが、とりあえず効果はあったと…。
早急に制御電力の回復出来るかどうかが勝負の分かれ目ですね。

某G球団の助っ投が「家庭事情」と言って急遽帰国しちゃいました。
お隣の大きな国の方々も関空からゾロゾロ帰国しているとか。
もう、帰って来るなよ~
by TAKUMA (2011-03-17 18:35) 

りる

学生の頃、福島出身の友達が、「実家から新米を送ってきた」と言って、
おにぎりを作って持ってきてくれたことがあります。
それがすごく美味しくて…!
それまであまり白いご飯が好きじゃなかったんですが、
生まれて初めて美味しいお米を食べて感動しました。
福島は美味しいお米の出来る、自然の豊かな所です。
もう少し早く、被害を食い止めるために、何とか対処出来なかったのかと思うと…。

今、現場で必死に作業している方達の勇気には本当に頭が下がります。
by りる (2011-03-18 01:53) 

freedom

niceありがとうございます。

> TAKUMAさん

自慢の技術力はどこに行った?と悲しくなります。
被災者に満足に支援物資を届けられないだけでも悲しいのに。
外国人の国外退去は仕方ないです。自分が彼らならとっとと
自国に帰っちゃうと思いますし。
爆発の無い核爆発が起こる寸前ですから。

> りるさん

早く対処できたのです。
菅首相が現場視察するからそれまで放射能漏れを伴う蒸気弁の開放をしなかったことからその間に状況が悪くなりました。アメリカからの冷却材提供を素直に受けていれば放水車など使わなくても状況をコントロールできたはずです。
ほんとにもっと早く対処できのです。
それを政府はことごとく対処する機会をつかみ損ねたのです。
悔しくてしかたありません。
by freedom (2011-03-19 18:54) 

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